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ミャンマー連邦共和国との動物交流に関する覚書(MOU)を締結しました

2019年12月19日

 福岡市は、ミャンマー連邦共和国と、アジアゾウ4頭の受⼊れを含む、動物交流に関する覚書を締結しました。
 この覚書に基づき、希少動物の保護・種の保全を⽬的として、アジアゾウの ⽣息域外である福岡市において繁殖技術の向上に、⽣息域内であるミャンマーにおいて医療技術の向上に、今後、お互いに連携して取り組んでいきます。

1.動物交流の主な内容
・福岡市はミャンマーからアジアゾウ4頭を受け⼊れる。
・ミャンマーは福岡市から動物医療機器などを受け⼊れる。
・福岡市は動物医療技術の⽀援を⾏うとともに、ミャンマーはゾウ飼育の専⾨家を派遣するなどの技術⽀援を⾏う。

2.今後の予定
 令和2年〜   ・動物交流の実施
        ・アジアゾウ4頭の受⼊れ環境を
         整えるための拡張整備
 令和 4 年春頃  ・アジアゾウ4頭の受⼊れ



 
ミャンマー連邦共和国⾃然資源・環境保全省ヤンゴン動物園と福岡市動物園の
友好と動物分野の交流に関する覚書【要旨】

 ミャンマー連邦共和国⾃然資源・環境保全省ヤンゴン動物園と福岡市動物園 (以下「両当事 者」という。)は、共通の⽬標として、教育活動の推進、⾃然環境の保全、そして、それぞれの国⺠が愛情を持って⾃然を敬い、野⽣動物の素晴らしさへの理解を深めることに主体的に取り組む。そのような⽬標を推進することにおいて、両当事者は、ミャンマー国と⽇本国間で唯⼀の姉妹都市であるヤンゴン市と福岡市の友好協⼒関係を推進することを望む。 本覚書は、⽣息地と⽣育環境の保全、及び、域内・域外での保全繁殖を促進することで、絶滅のおそれのある動物や種を保護するために、以下の条件に合意するものである。

〇絶滅のおそれのある動物と種の保全を⽬的として、福岡市動物園は以下の動物を受け⼊れる。
  No.1 アジアゾウ 4頭(雄1頭,雌3頭)
 詳細な受け⼊れ時期については、福岡市動物園の受け⼊れ準備の進捗などを考慮し、両当事者が協議のうえ決定する。

〇絶滅のおそれのある動物と種の保全を⽬的として、ヤンゴン動物園は以下の動物及び、動物医療機器を受け⼊れる。
 No.1 フラミンゴ 20 ⽻(雄4⽻,雌16⽻)
 No.2 ライオン 2 頭(雄2頭)
 No.3 ⾎液⽣化学検査機器(分析装置) 2基
 No.4 超⾳波診断装置 2基 No.5 X 線検査機器 2基
 上記の詳細な受け⼊れ時期については,両当事者が協議のうえ決定する。

〇福岡市動物園は、ゾウの飼育技術習得のため、ミャンマー連邦共和国⾃然資源・環境保全省から派遣される専⾨家を受け⼊れる。

〇福岡市動物園は、ミャンマー連邦共和国⾃然資源・環境保全省に対して、獣医師等による獣医学に関する技術⽀援を⾏う。


 
※ゾウエリアの拡張イメージ
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