職員による雑誌等への寄稿文
動物園コラム 良薬口に苦し
投稿日 : 2006年6月03日
今、ダイアナモンキーというサルが病気にかかっています。
病気といっても薬さえちゃんと飲んでくれさえすればすぐに治る病気です。
でもその薬がけっこう苦いんです!
ですが、サルたちが大好物なエサに仕込んであげれば普通に食べてくれます。
ただ1匹を除いては・・・
その1匹の名前はホッピー(お父さん)。エサの中に少しでも苦味を感じると、口の中に入れたエサをよだれごとすべて吐き出してしまいます(そして、出したエサを子供たちが食べる・・・)
そのホッピーのためにいろいろなエサに薬を仕込んでいく日々が続きました。
時には、苦味のあるグレープフルーツに混ぜ込んだり、時には、サル用のペレット(カリカリのキャットフードのようなエサ)をいちど粉々にして、それに薬を入れてからまた元の形に戻して与えたりしました。
その結果、投薬期間1週間のうち、初めの数日は食べてくれるのですが、投薬期間中ごろを過ぎるとエサの中の薬に気づき仕込んだエサは食べなくなります。
その後いろいろと情報を集めて、他の動物園でプルーンに薬を入れて病気を治すことに成功したと聞いたので、今ではプルーンに少量ずつ薬を入れて投薬をしている真っ最中です。
できるだけ早くこの親子の病気を治すためにこれからも病気の治療を頑張っていこうと思います。
病気といっても薬さえちゃんと飲んでくれさえすればすぐに治る病気です。
でもその薬がけっこう苦いんです!
ですが、サルたちが大好物なエサに仕込んであげれば普通に食べてくれます。
ただ1匹を除いては・・・
その1匹の名前はホッピー(お父さん)。エサの中に少しでも苦味を感じると、口の中に入れたエサをよだれごとすべて吐き出してしまいます(そして、出したエサを子供たちが食べる・・・)
そのホッピーのためにいろいろなエサに薬を仕込んでいく日々が続きました。
時には、苦味のあるグレープフルーツに混ぜ込んだり、時には、サル用のペレット(カリカリのキャットフードのようなエサ)をいちど粉々にして、それに薬を入れてからまた元の形に戻して与えたりしました。
その結果、投薬期間1週間のうち、初めの数日は食べてくれるのですが、投薬期間中ごろを過ぎるとエサの中の薬に気づき仕込んだエサは食べなくなります。
その後いろいろと情報を集めて、他の動物園でプルーンに薬を入れて病気を治すことに成功したと聞いたので、今ではプルーンに少量ずつ薬を入れて投薬をしている真っ最中です。
できるだけ早くこの親子の病気を治すためにこれからも病気の治療を頑張っていこうと思います。