ミャンマーから来園したメスゾウ(12歳)の死亡について
2024年9月11日
令和6年9月10日(火)11時頃に、福岡市動物園で飼育しておりましたアジアゾウのメス(12歳)が死亡しました。このゾウは、令和6年7月30日にミャンマーより福岡市動物園に到着した4頭のうちの1頭です。
慣らし期間中であったので、皆様に十分会ってもらうことができず、募集していた名前も間に合いませんでしたが、ミャンマーからはるばる来園してくれたことに、スタッフ一同感謝し、心よりご冥福をお祈りします。
動物園でお別れしてくださる方には、献花台を設置することとしましたので、よろしくお願いします。
【設置期間】 9月11日(水)12時から9月23日(月・祝)12時まで
【設置場所】 メスゾウ舎寝室そば(正面エントランス側)
※9月23日は、例年動物慰霊祭を行っております。
※供物は、手紙と花のみ受け付けます。
なお現在、福岡市動物園で飼育している他のアジアゾウ3頭(オス14歳、メス(母)22歳、メス(子)3歳)の健康状態に問題はありません。
【死亡したアジアゾウについて】
●性別 メス
●生年月日 2012年2月21日生まれ
●ミャンマー名:モー・トウン・ヌエ
2024年7月30日 福岡市動物園来園
【状況】
9月9日(月)朝より元気がなく食欲が低下しました。同日午後に9月6日に実施したゾウヘルペスウィルスのPCR検査の結果が陽性と判明し、6時間おきに抗ウィルス薬投与を実施しました。
9月10日(火)変わらず食欲がないため、補液(水分補給)を実施。同日午前11時、急に意識がなくなり倒れこみ、同11時5分頃、寝室内で息を引き取ったところを確認しました。
【死因】
ゾウヘルペスウイルスと思われる症状があったが、現在調査中
<参考:アジアゾウについて>
生息地 :インド、ミャンマー、タイ、マレー半島、スマトラ
寿命 :60 ~80年
体長 :5.5~6.5m
体重 :3~4.5トン
ワシントン条約付属書 Ⅰ
IUCN レッドリスト EN