ツシマヤマネコは,長崎県の対馬(つしま)にのみ生息する野生ネコで,生息数は80頭から110頭と推定され,国指定天然記念物・国内希少野生動植物種に指定されています。
福岡市動物園では,1996年からツシマヤマネコの飼育に取り組んでいます。2000年4月には,飼育下において国内で初めてツシマヤマネコの赤ちゃんが誕生しました。以後38頭が生れ,25頭が生育しています。
福岡市動物園では,ツシマヤマネコの野生復帰を実現させ,いつの日か,対馬の森で,福岡生まれのツシマヤマネコと会える日を目指して,今後ともツシマヤマネコの繁殖に努めていきます。
中央食堂横ログハウスの売店では,このツシマヤマネコをモチーフにしたマグカップを今年の春から発売中です。イラストのツシマヤマネコのプロフィールは,福岡市動物園生れの3歳のオス,名前は「フッキー」。ふる里対馬の里山で暮らすことを夢見ています。高さ8㎝,直径7㎝の少しこぶりのマグカップで,1個800円です。ご来園の記念にいかがですか。
注:発売は1種類です。1個にツシマヤマネコの前向き(写真右),後ろ向き(写真左)がデザインされています。