福岡市動物園の豆汽車は,昭和28年の開園当初より運転を開始し,「ゾウさん列車」・「新幹線ひかり」・「ポッポ号」と形式を変更しながら60年間にわたり運行しています。大変多くの皆様方にご利用いただき,ありがとうございます。

福岡市動植物園では,平成18年度より「動植物園再生事業」を行っており,平成26年度から動物園正門付近の再整備工事に着手する予定です。これまで大変ご不便やご迷惑をおかけしています交通渋滞の緩和や交通安全対策の一助として,バスロータリーを廃止し,駐車場や複合施設(動物情報館・総合案内所・売店・レストランなど)を建築することとしており,豆汽車の区域が,この複合施設の建築区域に該当します。また,路線バスの乗り降りを市道で運用していくため,豆汽車の区域横にはバス停を新たに設け,交差点改良を含めた道路改良工事を行うこととしています。

つきましては,上記工事のため,平成26年5月末をもちまして,一旦,豆汽車の運行を停止させていただきます。多くの皆様方には長年ご愛顧いただき,多くの懐かしい貴重な思い出を留めておられる豆汽車を停止することは,当園といたしましても大変残念ではありますが,動物園正門付近が今以上に魅力的なものとなることで,何とぞご理解とご協力をお願いいたします。

動物園正門付近の再整備終了後は,アフリカの草原エリア,日本の自然エリア等の第2期整備(平成32年度～37年度)を予定しておりますが,第2期整備の具体的な計画を策定していく中で,豆汽車の復活,あるいはこれに代わる乗り物の設置の是非について,設置場所・設置時期・事業費・採算性・市民皆様方のご要望等を考慮しながら,検討していきたいと考えております。

なお,運行停止に伴う行事・式典などについては,決まり次第別途お知らせいたします。