福岡市動物園では、環境省のツシマヤマネコ保護増殖事業の一貫として、平成8年からツシマヤマネコの飼育を開始し、平成11年から飼育下繁殖について取り組んできました。平成12年に初めて繁殖に成功、以降は順調に進み、福岡市動物園生まれのツシマヤマネコは23頭となりました。
また、平成18年11月から、感染症や災害などに備えての危険分散を図る目的で、井の頭自然文化園、よこはま動物園及び富山市ファミリーパークに個体を移動し、分散飼育に取り組んできました。昨年度からは井の頭自然文化園、よこはま動物園でも繁殖の準備を進めています。
本年度は、新たに富山市ファミリーパークでも繁殖の準備を始めることになり、福岡市動物園生まれのメス1頭を,10月27日(月)の早朝,飛行機で富山市ファミリーパークに移動させることになりました。元気な赤ちゃんが誕生することを願っています。