講演会『マレーシアの野生に生きる動物たち』を 開催します!
2018年11月02日
講演会『マレーシアの野生に生きる動物たち』を平成30年11月10日(土)に,筑紫女学園大学(福岡県太宰府市)との共催で開催いたします。
マレーシアは豊かな熱帯雨林を有し、多様な野生生物が生息する国です。このマレーシアで筑紫女学園大学の佐々木 浩教授とカワウソの共同研究している野生生物専門家を講師として招いて,マレーシアに生息する動物たちの魅力や保全の取り組みについて,お話いただきます。現地の専門家の話を直接聞くことができる大変貴重な機会です。講演は英語で行われますが,日本語による説明を随時行います。
また,講演会の関連イベントとして,子どもたちが参加して楽しめるスポットガイド『アジア熱帯渓谷エリアのどうぶつガイド』も開催します。今年の「夜の動植物園」で上映した動画による動物紹介やオランウータン,コツメカワウソ,マレーグマのスポットガイドを行います。
≪講演会『マレーシアの野生に生きる動物たち』の概要≫
日時:平成30年11月10日(土) 13時30分 ~ 15時20分
会場:福岡市動物園 動物情報館ZooLab(ズーラボ) 多目的コーナー
内容:講演のタイトルと講師
①半島マレーシアにおける野生生物研究
シューコール・モドゥ・ノル 博士
②半島マレーシアにおけるカワウソの生態と保全
パジル・アブドゥル・パタ 博士
③マレーシアの絶滅危惧哺乳類の生息域外保全
バドゥルル・ムニール・モドゥ・ザイン 博士
※司会進行及び随時説明は,佐々木 浩 博士(筑紫女学園大学現代社会学部教授 動物生態学)
定員:40名(当日午前10時から動物情報館ズーラボどうぶつデスクで整理券を配布)
参加費:無料(動植物園の入園料は別途必要です)
<講師紹介>
シューコール・モドゥ・ノル 博士
マレーシア国民大学理工学部環境・天然資源科学科教授。専門は野生生物の研究と管理。獣医師。サバ州キナバル山の小型哺乳類の多様性を研究し1997年にアメリカイリノイ大学で博士号を取得。最近の20年では,スマトラサイ,オラウータン,カワウソなどのマレーシアでの保全プロジェクトを実施している。
パジル・アブドゥル・パタ 博士
半島マレーシア野生生物国立公園局に22年勤務し,現在,野生生物保全部長。マレーシア国民大学においてカワウソの保全に関する生態を研究し博士号取得。現在,筑紫女学園大学とマレーシア国民大学と共に,カワウソ保全プロジェクトを実施している。
バドゥルル・ムニール・モドゥ・ザイン 博士
マレーシア国民大学理工学部環境・天然資源科学科教授。分子系統学と霊長類学を24年研究。現在は,マレーシアの霊長類,先住民,マレーシアの保護されている哺乳類や霊長類の古代DNA,生態や行動を研究している。ブキメラオラウータン島財団理事。東南アジア霊長類学会連絡担当元副代表。
《関連イベント「アジア熱帯渓谷エリアのどうぶつガイド」概要》
講演会『マレーシアの野生に生きる生き物たち』の関連イベントとして,子どもたちが映像や実際の動物たちを見たり,飼育員の話を聞くことで,マレーシアなどのアジア熱帯地域に住む動物たちのことを学ぶことができるイベントを開催します。
〇日時:11月10日(土) 10時30分~11時30分
〇場所:動物情報館ズーラボ多目的コーナー及びアジア熱帯渓谷エリア獣舎前
〇募集人数:40名(当日9時30分から動物情報館ズーラボ内どうぶつデスクで整理券を配布)
〇内容:
①映像を使ったアジア熱帯渓谷エリアの動物を飼育員による解説付きで紹介
②アジア熱帯渓谷エリアに移動して,各獣舎で飼育員によるスポットガイド
オランウータン,コツメカワウソ,マレーグマ(各10分程度)