ミャンマーとの動物交流事業におけるゾウの受け入れについて
2024年8月06日
福岡市動物園
福岡市動物園とミャンマー連邦共和国ヤンゴン動物園は、「教育活動の推進、自然環境の保全、それぞれの国民が愛情をもって自然を敬い、野生動物の素晴らしさへの理解を深めることに主体的に取り組む」ことを共通の目的とした、動物分野の交流に関する覚書を、2019年12月18日に締結しました。
この覚書に基づき、福岡市動物園では、絶滅のおそれのある動物の種の保全を目的として、2024年7月30日にアジアゾウ4頭を受け入れました。(ゾウは、ワシントン条約により商取引が禁止されており、購入可能なものではありません。)
今後は、大学との連携による「調査研究」として、アジアゾウの繁殖生理に係る研究、飼育下アジアゾウの行動学的研究などの研究を実施しながら、ゾウの繁殖に取り組むこととしております。
福岡市では、2017年にアジアゾウのはなこが亡くなって以来、ゾウがいなくなっており、ゾウの受け入れには市民の方々から大きな期待が寄せられていました。
今後、来福したゾウやゾウ舎を活用して「環境教育」などにも取り組んでまいりますので、是非、みなさん福岡市動物園に足を運んでください。