シロテテナガザルの「タキ」(オス7歳)が、11月17日(火)に敗血症のため死亡しました。
タキは、2008年4月に福岡市動物園で生まれ、屋外放飼場のタワーを移動する姿や屋外放飼場で同居するオランウータンと仲が良く食べ物を分け合ったりする姿が人気でした。
ところが、片足をひきずるようにして歩いていたため、11月7日に検査を行ったところ、右大腿部~右側腹部の広い範囲の皮下と筋肉に膿瘍が確認されました。すぐに抗生剤投与などの治療を行いましたが、快方に向かわず、11月17日13時30分に死亡しました。
これで、福岡市動物園で飼育しているシロテテナガザルは、オスの「タム(42歳)」、メスの「アイ(年齢不明)」、メスの「キナコ(6歳)」の計3頭となります。
<参考:シロテテナガザルについて>
・ 体長:42~59cm
・ 体重: 6kg
・ 寿命:野生での寿命は25年、飼育下では30~40年程度と考えられている。
・ 生息地:ミャンマー、タイ、マレー半島
・ 性成熟:8~10歳
・ ワシントン条約付属書:Ⅰ
・ IUCNレッドリスト(2013):EN(絶滅危惧ⅠB類)