「アジア熱帯複合展示施設」が約2年間の工事を終え、10月30日午後3時より一般公開されました。
　アジアの熱帯渓谷をイメージし、複数の動物たちを一緒に展示しており、野生の生活をリアルに再現しています。
　一番のポイントである空中観察デッキでは、日本で初めてオランウータンとシロテテナガザルの混合飼育に挑戦しています。高さ15mのタワーに張り巡らせたロ-プを使ったオランウータンの空中ロープ渡りやシロテテナガザルがジャンプして移動する姿を観察できるかもしれません。
　水中観察ゾーンでは、コツメカワウソの泳ぐ姿や、樹上生活をするシシオザル、ビントロングを観察できます。屋上観察デッキからは、樹上生活するベンガルヤマネコやは虫類たちを上からも観察できます。
　また、園路は地形の高低差を緩和するため、エレベーターやスロープを設置し、移動が楽になりました。ぜひ、新しくできた自慢の施設を見にお越しください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　動物園施設係　　森満　　尚