福岡市動物園について

職員による雑誌等への寄稿文

市政だより3月1日号中央区版 「冬の風物詩・サル団子」

投稿日 : 2013年2月26日

冬の動物園は雨の日と同様、来園者数が減ってしまいます。これは屋外施設の宿命ともいえます。しかし、寒い冬にしか見ることができない、ある動物のおもしろい行動があります。さてそれは何でしょう?
 答えは「サル団子」。寒い時、サル達は体を寄せ合い、失う熱を少なくして寒さをしのぎます。ただし、写真のような大きなサル団子はいつでも見れるわけではありません。特に寒い日に限ってこのような固まりを作ります。サル団子を見るには、「今日はちょっと暖かいから動物園にでも行ってみようか」ではだめなのです。
 「見たいけど寒い、でも見たい。」と迷っているとすぐに春が来て、また1年待たなければならなくなりますよ。

                        動物園主査 宮崎賢司      
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