職員による雑誌等への寄稿文
西日本新聞「いきいきいきもの」7月27日 「ピッピッ」 ひなの声 にぎやかに
投稿日 : 2013年7月28日
「ピッピッ、ピッピッ」。園内には今、かわいらしい鳴き声がひびいています。声の主はベニバシガモのひなたち。19日に生まれたばかりです。
そんな愛らしい音色に混じって時々、「グワー!グワー!」と野太い声が聞こえます。ひなを率いる母ガモで、そのほこ先は、いつも世話をしている私に向けられます。子を守る母の強さを感じて、つい「ごめんね」と謝ってしまいます。
母ガモが警戒する理由は、福岡市動物園で初めてのベニバシガモのひな誕生だからです。ひなの一部は成長の途中で亡くなることもあります。ただ、今のところは母親をまねて、泳いだり、もぐったり、羽づくろいしたりと元気いっぱい。白菜を小さく刻んだものや、トウモロコシをくだいたごはんも、もりもり食べています。
ひなたちと少し離れた場所には赤色くちばしの父ガモがいます。このくちばしは、オスだけの特徴で名前の由来にもなっていますが、周りでほかの動物や鳥が近づかないよう、ひなたちをしっかりと見守っています。
(飼育展示係、石川陽子)
写真:親鳥に守られ、池を泳ぐベニバシガモのひな
※補足:文中「19日」は、6月19日のことです。
そんな愛らしい音色に混じって時々、「グワー!グワー!」と野太い声が聞こえます。ひなを率いる母ガモで、そのほこ先は、いつも世話をしている私に向けられます。子を守る母の強さを感じて、つい「ごめんね」と謝ってしまいます。
母ガモが警戒する理由は、福岡市動物園で初めてのベニバシガモのひな誕生だからです。ひなの一部は成長の途中で亡くなることもあります。ただ、今のところは母親をまねて、泳いだり、もぐったり、羽づくろいしたりと元気いっぱい。白菜を小さく刻んだものや、トウモロコシをくだいたごはんも、もりもり食べています。
ひなたちと少し離れた場所には赤色くちばしの父ガモがいます。このくちばしは、オスだけの特徴で名前の由来にもなっていますが、周りでほかの動物や鳥が近づかないよう、ひなたちをしっかりと見守っています。
(飼育展示係、石川陽子)
写真:親鳥に守られ、池を泳ぐベニバシガモのひな
※補足:文中「19日」は、6月19日のことです。