1. 福岡市動物園
  2. お知らせ
  3. オランウータン「ユキ」の死亡について

お知らせ

オランウータン「ユキ」の死亡について

2015年9月04日

平成27年9月4日(金)午後0時15分、福岡市動物園で飼育しているボルネオオランウータンの『ユキ』(メス:推定45歳)が死亡しました。死因は現在調査中です。
(追記:病理解剖の結果、死因は子宮内膜に由来する腺扁平上皮癌です)

ユキは温厚な性格で、新しくなった「アジア熱帯の渓谷エリア」ではシロテテナガザルと仲良く暮らし、皆さんに親しんでいただきました。

明日9月5日(土)から13日(日)まで、オランウータン舎前に献花台を設置します。
ユキとのお別れにお越しいただくことを、お待ちしております。

これで、福岡市動物園で飼育しているオランウータンはオス『ミミ』(推定46歳)、メス『ドーネ』(推定19歳)の2頭となりました。

なお、メス『ドーネ』(平成27年7月 いしかわ動物園から来園)は予定どおり、9月5日(土)から一般公開を開始します。

<ユキについて>
・野生(ボルネオ)個体(生年月日不明:推定45歳)
・1970年 うまれ(推定)
・1973年12月:札幌市円山動物園へ
・1998年10月:福岡市動物園へ
・2008年 2月:東京都多摩動物公園へ
 (福岡市動物園の獣舎リニューアルに伴い一時移動)
・2012年 9月:福岡市動物園へ


<本日までの経緯>
今年6月中旬より食欲低下し、元気が消失したため、検査を行ったところ、下腹部に腫瘍を確認したため、痛みの緩和や消化器機能の改善を中心とした治療を行ってきました。


<参考:ボルネオオランウータンについて>
・体長:オス、メスともに約1m
・体重:オス 約80kg、メス 約40kg
・野生分布:ボルネオ島
・寿命:約30~40年と推定
・ワシントン条約:附属書Ⅰ
・IUCNレッドリスト(2013):EN(絶滅危惧ⅠB類)
前のページへ戻る
福岡市動物園公式ブログ

ページの先頭へ戻る